<肥満外来のご案内>
肥満は、脳卒中・心筋梗塞・糖尿病・高血圧症・睡眠時無呼吸症候群・癌・変形性関節症など様々病気を引き起こす原因に挙げられています。このため、最近では特定検診(メタボ検診)が盛んに行われ、その危険性がある方へ積極的な指導が行われるようになってきました。
肥満には病気が原因となるものもありますが、多くは食べ過ぎや運動不足が原因となる単純性肥満です。メタボ検診で問題になるのは、主にこの単純性肥満です。単純性肥満であれば、過食を改め運動を行えば改善する可能性があります。しかし、食事を減らし定期的に運動を行うには、相当の覚悟と忍耐が要ります。このため、一般にダイエットは辛いものであり、長続きしません。
当院肥満外来では、行動療法という手法を用いて、ダイエットが辛いものとならないよう患者さんと一緒に考え、一人一人に合ったダイエットを行うことを目標としています。
担当医 相川 秀彦
<肥満外来で行うこと>
@ 最初の診察時に、肥満以外の病気がないか、採血・検尿・胸部レントゲン・心電図等の検査を行います。
病気がみつかった場合は、そちらの治療を優先します。
*健康診断等のデータがある方はお持ちください。
A 肥満以外に病気がない方は、毎日の体重を記録していただき、その変動をみながら、
体重増減の原因を考えていただきます。
B 体重の記録に慣れるまでは、1〜2週に一回通院していただき、体重が正しく記録できるようになれば、
概ね月1回の通院となります。
C
必要に応じて、栄養士による食事指導や、理学療法士による運動指導などを受けていただきます。
<受診にあたっての注意>
1)肥満外来は水曜日の午後3時〜5時で完全予約制です。受診を希望される方は、事前に診察の予約をお取りください。
2)100g単位で測定できる体重計を、ご自宅にご用意ください
その他、不明な点や相談したいことがあれば、お気軽に下記までご連絡ください。
医療法人社団平成会 桜井病院 TEL 0765-54-1800